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2007年7月 8日 (日)

日本航空 東南アジア路線を子会社で強化 7割増の週250便に 観光需要に照準

 日本航空は、旅客需要の大きな伸びが見込める中国・東南アジア路線の強化に乗り出すことを決めた。日航本体より運航コストが割安な子会社を同地域への路線に振り向け、二○一○年度までに子会社による運航便数を七割増近い週二百五十便に引き上げる計画。同地域では格安航空会社の参入で旅客争奪戦が激しさを増しており、日航は子会社の投入をテコに競争力の強化を図る。

 子会社は、ジャルウェイズ(東京)とジャルエクスプレス(大阪)。ジャルウェイズは既にバンコクやホノルル、グアムなどリゾート地を中心に就航。今年八月にベトナム、十月にはインドと結ぶ路線を開設するなど、一○年度までに現行の週百五十便を同百八十便程度にまで増やす予定だ。

 また、現在は国内線専門のジャルエクスプレスは○九年に関西、中部空港などから中国、韓国線で国際線の展開を始め、一○年度には国際線を週七十便程度に増やす。

 日航グループの国際線のうち、ジャルウェイズの占める割合は現在24%だが、一○年には両子会社合わせて37%にまで上昇する見通しだ。両子会社とも燃費の良い中小型機を導入して運航経費を節減。ジャルウェイズは客室乗務員の約半数にタイなどの外国人を採用することで人件費も抑え、運航経費は日航本体に比べて一割ほど低い。

 アジアの航空市場は近年、観光の旅客需要が拡大している。カンタス航空の子会社ジェットスターなどの格安航空会社が東南アジアに路線網を広げており、日航としても低コストの子会社を活用して旅客争奪戦に対抗する必要に迫られている。

 一○年には羽田、成田両空港の発着枠が拡大され、格安航空会社が乗り入れる可能性もある。日航は「発着枠の拡大に先駆け、観光客だけでなくビジネス客も取り込んでいきたい」としている。

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